少しでも有機栽培を手がけると、農業への考え方が変わってきます。
あれもこれもと人間が手間をかけて、わざわざ栽培を難しく、そして農作物を悪くしているのでは?
虫や微生物、水田に本来生息する全ての生き物の力があって、米が野菜が作られてきた事を知るのです。
農薬や化学肥料をやめたり少なくしたり、栽培の常識とされる事と反対の事となっても
自然により近い栽培方法に向かいだします。
適地に適期に適量の作付けを行い、化学肥料や有機肥料であっても与えすぎない事で、
作物に無理もそして楽もさせないで植物としての本来の力を生かす。
あたりまえと言えばあたりまえの事なのですが、それでは農業経営にならないので
化学合成資材を使うことを前提にした栽培が現代の農業となってしまっているのです。
なんとか最近では食物としての安全性や環境問題として、有機農業、特別栽培等が生産者、消費者、
自治体、国と全体的に重要視されだしましたので、そういった栽培への取り組みが増えつつあるようです。
生きるとは食べること、良い食べ物は、体もそして精神も良くしてくれるはずです
安全で美味しいを求めていく事は簡単ではありませんが、食欲を満たすだけの物は作りたくない
人為的に作れば作るほど食味はもちろん栄養価も合わせて失うのです
出来るだけ自然な栽培を基本とした稲作を目指して、農業6年目となりますが、
有機栽培への取り組みを広げていき、その経験のうえで特別栽培も更なる減農薬、減化学肥料へと
進めていき、そして全ての栽培が有機栽培となるよう向かって行きたいと考えております。
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