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新米百姓の農業ページ


 有機無農薬稲作2005

4月13日
まずは、苗床(プール床)つくりです。
今年は特別栽培米も含めて240枚のマット苗をプール育苗に
しようと計画しました。

田んぼの中に畦をつくって、水を張れるようにします。
畦ができたら、水を取り込みためます。
ドライブはローで、代掻きをして稲株を埋め込み表面を平ら
にして、乾くまで待ちます。    
田んぼの方は子どもたちに、ワラを振りまいてもらいました。 

                    
 
    4月2日
種まきの準備はまず脱芒機にかけて、芒(のぎ)取り処理をします。
4月3日
塩水選別で充実した種子を選抜します、その後天日乾燥させます。 
上に浮いたものは脱落です、約4割くらいしか残りませんでした。
    4月9日
風呂釜と風呂桶で60℃のお湯をつくり、温湯消毒をしました。    
(7分間浸したら、冷水ですぐに冷まします)
    なるべく低温での浸水で毎日水をかえて、10日位かけて
目覚めさせます。
4月21日
発芽状況をみて、25度以下の低温でゆっくりと芽だしを。
ハトムネ催芽ができたら、播種となります。
   







4月24日播種
播種機で有機栽培専用の培土でうす播きにします。   
    4月22日
プール床では水が引いて乾いたので、均平を確認して木枠で
囲みます。

4月24日
ビニールを敷いて、播種した苗箱を並べていきます。
並べ終わったら、たっぷりと潅水。  
                        ハウスではベタ並べ。
被覆材をかけて、ひとまず完成・・・芽がでるのを待ちます。  
                     

                 菜の花が満開です。
                
                           
    4月26日
こちらは、特別栽培のハウス育苗の苗です。                
                
                 芽が出てきました。    
 
    4月29日
プール育苗の芽が出てこないので、心配になり掘って見ました。    
少しですが、ちゃんと出てます大丈夫。
ハウスより2日位ゆっくりした成長です。

 

    4月30日大失敗が発覚!
シートをはずしたら、こんなに潅水ムラがあり、芽が出てないところが、、、
乾いたところへ潅水をしてもう一度シートをかけました。。。
   
5月2日
ちょっとムラになってしまいましたが、何とか芽がでました。
さっそく水を入れて、プール育苗の始まりです。
      

 

    5月4日
プールの水漏れがあるようです。いまさらどうしようもありませんので、 
毎日水を入れなければ・・・
一面の春草を鋤き込み田耕しです。
れんげ草やすずめのてっぽう。
5月13日
水を張り、荒代かきをして1ヵ月くらい湛水します。    
5月15日
生育ムラも無く順調です。
5月20日
特別栽培米から田植えのスタートです。
特別栽培米の苗(4月20日播種)です。
ちょうど1ヵ月で3.5葉、今年は気温が低いこともあって
短いずんぐりとした仕上がりとなりました。
秋にこぼれた蕎麦の実が発芽して、苗箱から出てきて
しまいました。
5月23日
少し黄色くなってきました。
特別栽培米のプール苗の搬出です。
ダイヤカットの苗箱でも、これだけ根が出てしまいます。
苗箱から取るのが、少し大変です。
湛水した田んぼに、クログワイの種子がプカプカと浮いています
6月8日
仕上げの代掻き。
6月9日
田植えです、疎植で皆が心配するほどです。
左が特別栽培米、右が有機栽培米の苗です。
4葉〜4.5葉です。
今年は、田植え日に糠を流し込みしました。
6月15日
ホタルイの発芽したもの。
こちらは、たぶんコナギ。
前日に水を止め忘れて、水深約18cmにしてしまったせいでしょうか、浮いてしまったホタルイやコナギがありました。
クログワイの種子こいつはいつまでも浮きながら成長し、
根を張る場所を探しています。
深水、疎植とまだ田植えを、してないように見えます。





これはなんという、生物でしょう?
この形のまま泳いでいます、透明なカラの中ではいっぱい足があり、ミジンコみたいにも見えます。
豊年エビの変形種?
知っている方教えて下さい!(どうも貝エビというのみたいだ。)
ワドー除草機の和同産業さんが、デモ機を持ってきて実演して
くれました。
写真ではわかりにくいですが、株間、条間をスクリューで雑草を掻き
出します。
掻き出された、ホタルイやコナギです。
タイヤで踏まない限り、稲には影響ありません。
こちらは、譲っていただいた条間用の除草機。
ミズカマキリの子ども。
もうこんなに大きくなっている、コナギ?オモダカ?。
コナギの本葉が出たもの。

イナゴの子ども発見。
6月29日 有機ほ場1
コナギの本葉が深水の水面についに到達、恐ろしい!
7月2日
トンボがいっせいに羽化。
有機ほ場4
クログワイがそうめん立ち、手取り除草開始。
7月5日 有機ほ場1
コナギの勢い止まらず。
7月5日 有機ほ場1
除草機2回目、1回めより浮きでた草は多い感じ。
7月8日 有機ほ場4
クログワイが手取りした先からでてくるのでたまらず除草機をしたが、
稲も弱く倒れてしまった。




田植えから1ヵ月の有機水田たち 

有機ほ場1 
(田植え6月10日)
大きくなったコナギを手取り、除草機でだいぶ少なくなっているのと
土がやわらかいため、簡単に抜けるのでおもしろい。
4時間で終了。
有機ほ場2 (田植え6月13日)
株間にはコナギがびっしりとある、一番遅い田植えであったのに生育は他のほ場より良い。浅耕のためガス害が少ない。
有機ほ場3 (田植え6月9日)
深水で茎数不足のひょろひょろではあるがしっかりと立っている、少し干せばなんとかなる大丈夫か!?
有機ほ場4 (田植え6月9日)
深水、浮き草に負けて悲惨、干してみるが起きあがるかどうか?

  

       生育後半

    7月24日
早くもオモダカは開花。
条間にびっしりとコナギ。
7月27日
中畦にはぐれたようなカモが。
この頃になると、カモはほとんど見ません
うす播きの稲は開帳した受光体勢の良い姿勢になります。
8月6日
取水をチョロチョロトかけ流しにすると、サカマキ貝が大量に
繁殖。コナギに群がっています。




 田植えから2ヵ月の有機水田たち(8月9日)

      


有機ほ場1 
(田植え6月10日)
少し、茎数不足だが昨年よりはだいぶ良い。

有機ほ場2 (田植え6月13日)
開帳型で一株の分けつ数は一番良い・・・コナギが去年より
大きいのが気になる。
有機ほ場3 (田植え6月9日)
思ったほど茎数は増えない、周囲は特にだめ。
有機ほ場4 (田植え6月9日)
稲は起き上がり、旺盛に生育しているが、クログワイはもっとすごくて全面そうめん立ち。手取りは無駄となってしまった。

特別栽培の稲穂が出てきました。去年より少し早いです。
            



     8月19日
穂揃い期となる。
8月29日
傾穂期となる。
                 
                8月12日特別栽培米の稲刈り開始。

 

黄金に色づく稲穂、そろそろ収穫です。
9月27日 ほ場2
天候もよく若干早めの稲刈りとなりました。
稲が勝ち、あまり大きくならなかったコナギが下部に
びっしりと。
イナゴともお別れです。
3ほ場
隅の方がクログワイに占領されてしまいました、来年は
対策しなければ・・・




今年、土蔵の補修をしました。土壁を取り水を加えて練り直して
壁の壊れたところに、塗りこみました。
土に混ぜてあるのは、稲わらの短いもので、これが補強になります。

 

手で簡単にできます。子どもたちと楽しんでやりました。
精米機を土蔵に移動しました、環境を整えより、品質を高めます。
玄米の品質維持のために保冷庫も準備しました。
有機米専用です。(お酒とワインもお邪魔してます・・・)
田んぼは、また春まで休みます。お疲れ様。
12月22日
クログワイ田んぼは、もう一仕事です。
氷が張ってしまいましたが、かまわず代掻きをしました。
浮き出てきた、クログワイ。
クログワイに、集まったカラス。
ついばまれた、クログワイ。
来期は、少なくなるでしょうか?
このまま、凍らせたままでスケート場です。

                                                             おわり。


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